テーマ本の紹介
『老後の生活破綻ー身近に潜むリスクと解決策ー』

日本は世界最速で高齢化が進んでいます。
2050年には日本は2.5人に1人が65歳以上
という超高齢社会といわれてます。

今後、自分自身の老後を考えた時
生活破綻とはどんな場合があるのか、
自分や家族が破綻しないためには
どうすることがよいのかについて
興味を持ち
西垣千春著の「老後の生活破綻」を読んでみました。

ひとり暮らしの生活困難な状況にある
高齢者も増えているという中で、
健康状況、家族関係、家計状況が悪化すると
途端に高齢者自身がそれまでは
順調に生活を営めていても、
生活困難に陥いるケースも多いということです。

本書では
以下のような具体的な事例が紹介されいます。

1. 本人の判断力低下
2. 本人や、家族などの健康状態の変化
3. 近親者による経済的搾取
4. 親に経済的な依存(子どもの失業など)
5. 予期しない事故(交通事故・置き引きなど)
6. 詐欺被害(訪問販売など)

生活破綻に陥った時の解決のひとつとして、
行政の福祉があります。
そこにつなげるためにはその福祉内容を
知っていることが必要でもあります。
しかし、高齢者の場合どこに相談してよいかもわからず
困窮になる事が多いようです。
日本の社会保障制度は、きめ細やかに作られているようでですが、
自分ひとりで
福祉内容を知っていて、支援している窓口にたどりつける人にしか
福祉サービスを受ける事ができない状況が実情です。
今後は福祉サービスの情報の伝達方法やサービスに
つなぐ方法の工夫が必要です。

利用方法についてわからなくても、
周囲の人や専門家に聞くことができるため、
福祉内容を知っていることが重要です。

困難事態に陥ったときに、側にいる人たちが困難を理解し
対応できる体制を整えていくことが大切です。
高齢者や困っている人たちの側にいるのは私たち一人ひとりです。
ちょっとした隣人の変化に気づき、話を聞いたりする事により
福祉サービスに結びつけることができるということであります。
近隣の一人ひとりが見守りなど
お互いに助け合うことは重要な事である。
また、いつでも人との関わりを拒否しない事も大切であると思いました。

この本は、人間関係・地域・福祉制度などについて、
考える機会をくれた本でした。

http://www.chuko.co.jp/shinsho/2011/07/102121.html


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