女性起業家インタビュー(板倉優子さん)

私の場合の起業…好きな事との両立


有限会社B&W企画
板倉 優子氏

起業のきっかけ

企業に勤めていた頃は、納期のある業種の為、徹夜が必要だったりして、時間の管理が難しかったです。「自分の時間の管理がしたい」という思いもあり、外注として働く人も多い業界だった為、調べていき、外注という方法で同じ作業を継続していこうと決めました。

起業後まもなく、起業セミナーを受講

データ管理やCADなどパソコンを利用した仕事をメインとして、平成18年4月に会社を設立しました。セミナー等は受講せずに自分で調べて起業し、その後、少し時間ができたときに起業に関するセミナーがあると知り一番最初に受けたのが、会社を設立した年の夏に行われた「かわさき起業家塾」です。セミナー期間中に講師としてみえた数名の先生の中で秋に「かわさき創業塾」を開催すると言う事も知り、再度受講しました。

ネットショップの展開を機に、すくらむ21でも「商人デビュー塾」を受講

設立して3年後くらいたって、結婚したのを機にはちみつなどを販売するネットショップを立ち上げました。その後、起業関連の講座を学ぼうと調べていくうちに、物販・飲食・サービスのセミナーがあると知り、すくらむ21での「商人デビュー塾」を受講しました。

商人デビュー塾は、飲食や物販に関する勉強で、今まで知らないことが多かったです。講座の中で、お店を開くことを想定したお金の計算を実際にしていったのですが、家賃の支払いなど(店舗として)計算していくと、どうしても赤字になりました。そこで、物販で店舗を持つことは難しいと感じ、ネットショップという方法のままを選択しました。

今の仕事に加え、新たにネットショップを始めたわけ

起業する前に、「物販」をやってみたいとは思っていましたが、これで生活していくのは難しいだろうという考えがあり、なかなか実行には移せませんでした。
はちみつを商品として選んだのは、まずはちみつが好きだったことと、道の駅などでよくはちみつを購入したりすることやはちみつ食べ比べも趣味で、好きなことを取り入れようと思いました。はちみつの他にもアロマやハーブも好きでやっています。

1日の時間の使い方

もともとCADやPC関連の事業を行っていることはネットショップを通じて知り合った人たちには知られていないので、「はちみつ屋さん」だと思われていますが、どちらの仕事も時間を区切ってやっています。
月~金曜日の9:00~18:00は、主にCADやデータ管理の仕事に時間を費やしています。その間にも、ネットショップ関連の商品の問い合わせ等には臨機応変に対応していますが、売り上げがあったときは、夕方以降から夜にかけて発送業務を行っています。週末は地域イベントのことを考えたり、年に数回ですがイベントに出店もしています。休みもバランスよくとるようにしています。
川崎市のイベントに出店するときは、市内ではちみつを作っている方から仕入れています。ただ、それだけでは売り上げにならないので、小さくして何かとセットにしたり、お菓子に使用したりという形をとって工夫しています。

大変だったこと、苦労したこと

創業時に税理士の先生を探し、仕訳については詳しく教えてもらった事や、記帳等などは、自分でやっていくうちにわかっていきました。(経理事務については、会社員時代にも少しやった事がありました。)
独身時代に会社を設立したので、結婚した後に、口座の氏名変更や登記簿の一部変更など、書類等の変更で時間をとられたことは意外と大変でした。
後はせっかく作った会社を継続させていく事が大変だと思っています。

良かったこと

自分で時間の管理ができるようになったことです。会社勤めだと、会社にいなければならない拘束時間があります。外注としてやる場合は与えられた仕事をやれば、夜中に作業をしたとしてもそのぶん平日に休みをとるなど、融通が利くようになりました。

利用した市のサービス

セミナーを受けて、支援サービスがあることを知り、ワンデイコンサルや無料相談を利用しました。融資を受けようと思って相談をした事もありました。
設立資金に関しては、貯金をしていたので自己資金がありました。

今後起業する人へのメッセージ

お金は貯めておいた方が良いですね(笑)
また、業種は異なっていても、同じような志がある人とネットワークをもっておくといいです。実際、仕事や今後の目標などについては友人と話す内容とは異なることが多く、友人に話してもさほど興味がないという反応でも、起業をめざす人たちの間ではものすごくふくらみのある話になります。そういう話し相手というか相談できる人がたくさんいた方が良いと思います。

私は商人デビュー塾を実は2回受講しました。1回目に受講して出会った人とは、たまにメールをする程度でそんなに今はつながりはないのですが、2回目の受講時は、自分でも意識的に連絡を取ってみようと思い、交流会を何度か開催しました。もちろん強制ではないので、来れる人が集まったりしているうちに仲良くなって、その人たちとは今でも連絡を取り合っています。会社を設立した人、お店を開いた人、教室で教えている人など、さまざまな人がいて、お互い励ましあっていますよ。

商品のPR

地域イベントに参加する事が多くなり、地域の農産物を使った商品も多くなりました。ネットショップではニュージーランドのはちみつが主ですが、地域イベントでは地域の物を使っている商品が人気があります。
イベント限定で高津区のニンジンを使ったジャム、多摩区の多摩川梨を使用したジャムなど、川崎市内の野菜や果物を使用して製造してくれる所を探し、イベントに合わせ作ってもらうようにしています。

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