H21年度 かわさきの職業人インタビュー

動物と飼い主に安心を 地域の皆様に根付いた動物病院

ルート動物病院
院長:韓 宇炫氏

ルート動物病院は、どのような病院ですか?

動物や飼い主様に安心を提供しています。動物に対して怖がらせないよう、無理をさせないようにしています。また、飼い主にも不安な気持ちにさせないようにきちんと配慮をしています。

この仕事の魅力はなんですか?

動物といつも触れ合える事や、動物を通じて飼い主様との繋がりを持てることです。また、飼い犬が元気になっていく姿を目にしていくことや、飼い犬が元気になった時の『ありがとう』の言葉がとても嬉しいことです。命を扱う仕事なので非常に責任がありますが、1つでも多くの動物を救うことができるので、とてもやりがいのある仕事です。

この仕事をしていて、印象深かったことは何ですか?

あるワンちゃんが病気で亡くなり、力になれなくて申し訳なく思っていたところに、その飼い主様の方が再び飼い犬を連れてきて『またお願いします』と言って下さったことです。当院と飼い主様との、信頼関係が築けていると実感できた瞬間でした。このような信頼関係を築いていくことは、自分にとっても相手にとっても良いことなので、これからも築いていければ、と思っています。

なぜ獣医になろうと思ったのですか?

私は、小さい頃から動物が好きでした。私の住んでいるところでは動物が飼えないので、飼えないのなら動物に囲まれた仕事に就きたいと思い、この仕事に決めました。自分のやりたい仕事をやる、ということはやっぱり大事な事だと思います。動物を救うこと、命を救うことにとても責任感をもちながら、仕事をしています。

仕事の種類はどのようなものがありますか。

主に、診療外来、予防注射、そして病気や怪我の治療を行っています。予防では、狂犬病の予防接種や、フィラリアの予防を行っています。フィラリアとは犬が蚊に刺されて、感染する病気です。成長したフィラリアは、約20cmの長さになり、そのフィラリアが心臓まで到達すると心臓に負担がかかり、死に至ってしまいます。フィラリアの予防をすることで、動物の命を少しでも多く、救うことができます。よって、そのような症状を防ぐ為にも、フィラリアの予防薬を1ヶ月に1回は積極的に飲ませていただきたいと思っています。

手術はどのような手術を行っていますか、また手術をして改善することはどんなことですか?

主に去勢や避妊の手術、骨折などの手術を行っています。骨盤骨折などの手術は主に犬より猫に多く、大きな骨盤骨折の場合4~5時間かかることもあります。
その際、手術中に麻痺してしまうこともあるので、そのような場合、リハビリなどを行い麻痺が残らないようにしています。また、去勢では手術をすることで、他のオスに対する攻撃性が減り、発情中のメスに惑わされることがなくなります。
また家の中でマーキングをすることもなくなります。このようなことから、去勢の手術を希望される飼い主様が多いです。

手術を行うときの動物の様子はどうですか?

動物も人間と同じく、やはり手術を怖がります。大人しくなる動物もいれば、鳴き叫ぶ動物もいます。そのような動物の緊張を少しでもほぐすために、リラックスさせてあげることや、痛みの管理(ペインコントロール)をきちんと行い、少しでも緊張や痛みを和らげるようにしています。

今、動物病院には何が必要だと思いますか。

普段から、動物病院が避妊・去勢の手術やフィラリア予防を飼い主様に対して、積極的に行うことと、病院スタッフの力を育成できる環境作りが必要ではないか、と思っています。

これからはどのような病院にしていきたいですか?

これからも、飼い主様がこのルート動物病院に来てよかった、また来たいと思ってもらえるような治療や環境作りをもっと積極的に行っていきたいと思っています。そして今、獣医療が進んでいる社会の中で、お客様によりよい治療をしていくためにも最新の獣医療、技術(アップデート)を提供していければ、と考えています。私は動物も人間と同じ大事な1つの命なので、しっかりと治療していくことでその命を守っていきたいと強く思っています。自分で自分を高めることや、自分をどんどん成長させることはとても必要なことだと考えています。今後もそのような病院にしていきたいと思います。

取材日: 2009年8月26日(水)
取材者: 加藤真梨子、加藤あゆみ、清水宣寿

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