H23年度 かわさきの職業人インタビュー

市民の声を届けたい

川崎地域連合
礒谷(いそたに) 馨様

今回私たちはサンピアンかわさき(川崎市立労働会館)の5階にある、川崎地域連合様の事務所にお話を伺いに行きました。労働組合は私たちの社会にとって身近な存在でありながら、学生の私たちには、その活動についてあまりよくわからない存在であったので、大変参考になりました。

川崎地域連合様の行っている活動を教えてください。

例えば、上位組織である日本労働組合総連合会(連合)の定めた方針を川崎市内の労働組合に対して伝える活動や、政策制度要求として、川崎市に対して提出する活動などがあります。
また、勤労者の声を政治に反映するため、政治活動も積極的に行なっています。他にも平和活動として、8月には核廃絶を訴えるチラシを配る等の「ピースウィーク行動」を行いました。

最近はどのような内容の政策制度要求をなさっているのですか?

労働問題に対する要求から健康福祉促進に対する要求といったものまで市民生活全般に及んでいます。例えば、東日本大震災の経験を踏まえ、市に防災対策を徹底するように要求しています。

労働者個人の労働問題に対して何か取り組んでおられますか?

私たちは、無料で、電話での労働相談を受け付けています。労働相談という名前なのですが、労働相談に限らず日常生活を送っていく上で起こるさまざまな悩みや問題の相談を
労働相談員が電話で対応します。必要に応じ、弁護士などの専門家にも相談できます。
また、週に1回司法書士や福祉団体の方との直接対面での相談も行っています。

『地域に根ざした連合活動』を目指しているとのことですが、何か地域の方々に活動を知ってもらうためになさっていることはありますか?

「連合の日」(毎月5日)を基本に、市民に労働問題について知ってもらうために、
街頭宣伝活動を行っています。
また、川崎労働者福祉協議会と協力して、「市民と働く者のフェスタ」などのイベントを実施したり、川崎市内統一美化活動に参加したりしています。課題としましては、現在、川崎市は、子供が増えてきていますが、保育園が足りないという問題があります。
そのため、安心してこどもを預けられるように保育所の増設が必要です。待機児童ゼロを目指し、増設の必要性を訴えていきたいです。

男女共同参画社会にむけて取り組んでいきたいことを教えてください。

日本人は働きすぎといわれています。
以前、労働条件は8時間と規定されていたのですが、最近は、ゆとりを持った仕事をするために、大手企業では労働時間が7時間30~45分に短縮される所もでてきています。仕事だけではなく、趣味や家族と過ごす時間を大切にしたワークライフバランスを実現するために、「労働時間 年1800時間台」を目指し、相談体制の整備に取り組んでいます。

この仕事のやりがいを教えてください。

市民の方々の声を届ける政策制度要求が実現して、形になると嬉しいですね。
たとえば過去の事例としては、川崎駅の地下街から京浜急行川崎駅に出る道があるのですが、エスカレーターがなくて不便だったので、そこにエスカレーターを設置することができました。
これからも市民の方々の声を川崎市に届けて、暮らしやすい町にしていきたいです。

「働く」ということについて若者にアドバイスをお願いします。

働くということは、生きていく上で必要不可欠なので、できるだけやりたい事を仕事にしたほうがいいと思います。自分のやりたいことなら、頑張れるし、生きていく活力にもつながると思います。
やりたいことが見つからないと悩む人がいますが、僕個人の話としては、高校を出てすぐ働いたので、本当に自分がしたかった仕事かを考えずに就職したように思います。君たちは大学で興味のあることを勉強したくて現在の学部に選択したのだろうし、やりたいことを見つけるチャンスがたくさんあるのではないかと思います。

取材者:佐藤紗妃、高山純子、中川知昭
取材日:2011年8月29日 16時~17時

 

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