H20年度 かわさきの職業人インタビュー

好きです 出会い 花屋~音楽でつながる街~

有限会社 花重
店長:石川雄介氏

「花重」という店名の由来は何ですか。

祖父の名前が「しげはる」だったため、そこからとって「花重」という名前にしました。

創業してどれくらいですか。

矢向にある祖父がやっている本店が創業80年で、ここの平間のお店は父が祖父にのれんわけしてもらって42年になります。その父からお店を継いで約20年になります。

「花重」さんがあるこの商店街の移り変わりをどのように感じますか。

最近は活気がなくなって人の流れが少なくなりました。昔は物販店、専門店が多くて競合していましたが、今はお店自体が少なくなってしまいました。

その中で長くお店が続いている秘訣は何ですか。

お客様の求める質のよい花を販売することです。質のよい花は長持ちするので、このことをお客さんが理解していて、常連になってくれるからです。質がよい花というのは、毎日お花を飾る人であれば、1回買いに行けば1週間は持つというようなことです。またこの店で気をつけているのは、花にはいろんな種類がありますが、珍しい花を置くより手軽に購入できて、毎日飾れるようなお花を中心に販売しています。また、ネット販売を始めたことにより、受注率が増えました。

お店の雰囲気づくりで心がけていることは何ですか。

都会的なオシャレ感を求めるのではなくて、このお店のある平間の商店街にいらっしゃるお客様の層や街の雰囲気に合わせてのお店作りをしてます。また、今はスーパーやなんかでも切花がおいてある時代です。いらっしゃる一人一人のお客様とのコミュニケーションもとても大切にしています。

商店街を活性化させるために石井さんがやっていることを教えていただけますか。

商店街のイベントを開催して、人を集めることです。
例えば、音楽フェスタやお祭り、ハロウィンなどです。これから挑戦したいことは、インターネット上での商店街のPRビデオの作成です。
他にも高校生と一緒に商店街にベンチを作っていきたいです。自分たちが作ったベンチを置くことにより自分たちの地域に愛着を持てるようになるのではないかと考えています。

音楽のまちかわさきの活動に携わっていらっしゃると聞きましたが、音楽活動を始めたきっかけは何ですか。

音楽フェスタを通して地域活性化をしたいからです。もともと地域の発表会的なものはありましたが、若者は集まりませんでした。そこで若者を集めるために、地元のミュージシャンに声をかけていきました。
徐々に志を持っている若者の手助けをしたいと次第に思うようになりました。この音楽フェスタが地域活性化の突破口になり、ミュージシャンの成長の場になればよいと感じました。街からスターを出したいです。最初は3組からスタートしましたが現在は40組ほど出演するほど規模が大きくなりました。

音楽フェスタの準備期間はどのくらいですか。

三ヶ月ぐらいです。要領がわかってくると準備も早くなります。また、日頃からいいなと思ったアーティストには声をかけているので出演交渉には時間はかかりません。地域を盛り上げるために若い力が必要だと感じていたときに、今年は高校生から企画の段階から一緒にやりたいというオファーがありました。

音楽フェスタに石井さんが携わることができているのはなぜですか。

両親を含めた家族の理解と支えがあるおかげです。音楽フェスタの直前はとても忙しいのでお店を両親にお願いすることもあります。

うれしかったことを教えていただけますか。

支援している地元のアマチュアのミュージシャンたちの発表の場が増えることも嬉しいです。例えば、地元の神社のお祭りに呼んでもらえることで自分たちのやってきた活動が実を結んできているわけですし、地域の人に喜ばれることが一番嬉しいです!!

若者に向けてのメッセージをお願いします。

誰かのために何かをやるという気持ちがあったから、自分は地域のために頑張ってきました。人に期待されていることはうれしいこと、それに答える気持ち、熱いハート持ってほしいです。自分は一人の人との出会いがあったから、今たくさんの人とつながりを持っています。だから人との出会いは財産です。

取材日:2008.8.29
取材者:石川裕也、坂井優香、佐藤理乃

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