H20年度 かわさきの職業人インタビュー

伝統と改革のコラボレーション ~広げよう納豆人口~

株式会社カジノヤ
営業部次長:森本亨氏

どのような販売先に商品を提供していますか?

自然食品を取り扱う生協・自然食品などのお店が半分、スーパー・小売店向けの商品が半分です。

他の納豆メーカーと比べて、カジノヤのセールスポイントはなんですか?

安心・安全ということです。我が社は国産大豆をメインとして使用しています。特に、小粒大豆においては契約栽培です。
ですから、農家の顔が見えます。つまり、産地がわかるシステムです。また、産地がわかるだけでなく、農薬問題、遺伝子組み換え問題があるので、検査に出して点検しています。
当然、農家は農薬を使っていません。新しく大豆が入荷した時は残留農薬の検査、遺伝子組み換え検査を行い、検査に合格したものを原材料として使用しています。ですから、安心していただけます。生協・自然食品店は国産大豆、スーパー向けには輸入大豆や国産大豆を使用しています。輸入大豆は中国産とカナダ産の大豆を使用しています。これも同じようなシステムで検査をしています。

大学生と共同開発を行うことの利点の利点は何ですか?

斬新なアイディアがあることです。大学生は柔軟性があり枠にはまっていません。例えば、私のように年を取ると考え方が固執してしまい、新製品を開発する時も失敗しないように、安全なところへ安全なところへとなってしまいます。しかし、若い人は逆に豊かな発想を持っています。それは我々企業にとって、とても有難いです。共同開発した商品は企業の財産になります。
あとは、我々は製造・販売のプロですから、頂いたアイディアを販売に結びつけて行きます。

社員の意見交換をする場はありますか?

あります。社内では商品開発会議(工場・営業・事務の各部門より委員が参加)を行っています。また、改善するにあたり各部門からの意見を持ち寄り、全体会議を行い、悪いところは直していきます。社員には若い人も多く、若い人は発想が豊かで若い感性で提案を出してくれます。

原材料の高騰によってどういったコスト削減対策をしていますか?

いろんな面で対策をしています。例えば、日中は電気を消したり、節水したり、営業はガソリンが高いので車ではなく電車を利用しています。このように、いたるところで節約しています。

社員が150人いらっしゃいますが、男女比はどのくらいですか?

6割が女性で4割が男性です。主には納豆を作る製造の現場では女性が多いです。つまり、女性が働きやすい環境です。例えば、女性社員が妊娠された時など、負担が少ない部署に移動したり、産休制度を利用しています。

納豆を作る生産過程で一番苦労することはなんですか?

“むろ”というサウナのような部屋の温度管理が大変です。納豆菌は繊細で、温度が高すぎても低すぎてもうまく発酵しません。

カジノヤに入社した理由はなんですか?

新聞の折り込み広告で“石室炭火発酵”という言葉にインパクトを感じ、これはなんぞやと思って面接を受けました。当時は納豆が嫌いで食べられませんでしたが、今では毎日食べています。また、納豆が嫌いだったからこそ、納豆の良さがわかります。体調も良くなりました。

この仕事にやりがいを感じるのはどんな時ですか?

自分がスーパーに行った際に、主婦の方がカジノヤの納豆をカゴに入れた時や、お客様からお手紙やお電話で【美味しかったです】と言われた時です。また、営業で上手く売り込むことができ、大きな数字が取れた時です。

営業で気をつけていることはなんですか?

自分の気持ちを商品に込めて、相手に伝えることです。何よりハートが大事です。

地域として何か活動をしていますか?

地元、岡上町で行われる地域のお祭りや生協で行なわれる地域のお祭りに参加して盛り上げています。

働くことについて地域の若者に伝えたいことはなんですか?

企業は若い力を求めています。自分から企業に売り込めばいいと思います。若い人にはもっと元気に、パワフルにやってもらいたいです。

社会人に必要なことは何だと思いますか?

相手が何を言わんとしているのか感じとることです。1 つの言葉から多くのことを汲み取っていただきたい。

納豆の美味しい食べ方はありますか?

北海道や東北地方では納豆をに砂糖をひとつまみかけて混ぜた後に食べます。納豆の糸の引きが更に強くなります。
また、九州地方では塩をひとつまみかけて食べます。付属のタレでも十分おいしいのですが、青じそドレッシングやつゆのタレでもおいしく召し上がれます。

取材日:2008.8.28
取材者:末永矩大、諏訪部沙織、伊澤久美

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