H23年度 かわさきの職業人インタビュー

教育環境の推進に向けて

川崎市PTA連絡協議会
小原良 会長

川崎市PTA連絡協議会では、子どもの健全育成のための保護者の生涯学習や学校教育への提言を行うなど、よりよい教育環境の実現に向けた活動を行っています。今回私たちはPTA連絡協議会の活動について、また男女共同参画の視点から子供と保護者への取り組みについて、会長の小原良さんにお話を伺ってきました。

川崎市PTA連絡協議会の男女比はどうなっていますか。

協議会役員の男女比でいうと現在では、やはり圧倒的に女性役員の方が多いのが現状ですね。しかし、会長となると男性が多いという実態です。
これには昔からの習慣などが関わっているのではないでしょうか。しかし、今後は全国で女性の会長が増えてくる可能性は十分にあると思います。

川崎市PTA連絡協議会の活動の特徴は何ですか。

現在、全国には61のPTA協議会・連絡協議会・連合会がありますが、川崎市PTA連絡協議会の活動の特徴は研修が多いことです。
子どもたちの教育環境を整備するためにはまず、私たちが教育の現状を理解することが大事なので、川崎市では多くの研修を設け、参加できる機会を増やし、PTA会員一人ひとりの意識を高め、子どもたちの教育環境の推進に向けて取り組んでいます。

子どもや保護者に向けて実際にどんな取り組みをしていますか。

保護者と子どもたち向けに親と子のつどい写生会を行い、親と子の交流のきっかけを作ったり、広報紙を発行しPTA活動の紹介や家族で過ごしていく中で役にたつ情報を提供したり、子どもたちのために食育推進をおこない、健全な成長をサポートするなどの活動をしています。

ここ数年、学校の行事やイベントに参加する男性は増えているのでしょうか。

男性の方が行事に参加するようになっていますね。なかには有給をとって参加される方もいます。
今の時代、親が自分の子どもにすごく関心をもっていますね。私の時代と比べると大きく変わったと思います。
また、最近ではイクメン・カジダンという言葉がありますが、そのような言い方をしなくても男性が育児に参加するのは普通の事だと思います。

川崎市PTA連絡協議会の活動の魅力は何ですか。

私たちの活動の魅力はやはり、私たちが考えた教育環境を教育委員会へ提言し、それが実現し、教育環境が整えられ、子どもたちのためになることですね活動は大変ですが、子どもたちのために何かできるということが励みになります。

小原さん自身は今までどのような地域活動を行ってこられましたか。

PTAを始めたきっかけは、自分の親がやっていたことです。また、消防団にも所属しています。
地域の活動とPTAは、繋がっている部分があります。PTAが頑張っていると、町内会は「PTAが頑張っているから自分たちも頑張ろうよ」と思ってくれると考えています。

これから社会人になる学生に向けてアドバイスがあればお願いします

「当たり前が正しいとは限らない」ということを伝えたいです。例えば、子どもたちは「イジメを傍観するのはしようがない」と言います。なぜならそれは、みんなそうしているからです。
しかし、みんながそうしているからといって、いじめを傍観することが正しいのかというと、それは違います。なにが正しく、なにが間違っているかを判断する能力がないと社会に飲み込まれてしまいます。
ですから、これから社会に出る学生のみなさんには、正誤を判断する能力を身につけてほしいと思います。

取材場所:川崎市教育文化会館
取材者:小泉・原井・藤原・春日
取材日時:2011年8月29日 14:00~15:30

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