職業についての豆知識

似たような「ことば」だけど、実は意味がぜんぜん、違う

働く

頭と心と身体をつかうこと全部。学校生活・職業生活・家庭生活・市民生活など社会活動と生活行動の違いを問わず、個人があらゆる生活の中で経験する様々な役割を遂行する活動で、動作の大小も問いません。だから、職業生活以外にも、家事、学校での係活動、ボランティア活動なども「働く」ことと言えます。また、働くには「端(はた)(他人や周りの人)を楽(らく)にする」という意味もあります。

仕事

文字どおり、「事(こと)」に仕えること。何かをつくりあげる、成し遂げるための行動で、意味ある目的を持った主体的な活動のことです。

職業

自己成長、社会の中で役割を果たす、お金を稼ぐ、この3つの要素からなる仕事が、職業です。職業は、人の生き方を大きく左右し、自分の持ち味を出しながら自分を成長させ、社会の必要に応じて経済的な報酬(つまりお金)を得るという目的性を持った仕事のことです。

労働

使用者に仕え、(お金と引き換えに)働くこと、イヤイヤながらであっても、やむを得ずにする行動も含まれます。主体性のある/なしが、仕事と労働との違いになります。

「家事」は、仕事?労働?職業?


「洗濯をやりたくない、やる時間がないので、クリーニング屋さんに出してやってもらった」
洗濯をする時間がなかったり、特に洗濯するのが難しかったりするなかでリクエストに応え(社会の中での役割)、お客さんに代金(報酬)をもらい(お金を稼ぐ)、几帳面で丁寧な性格を活かし(自己成長)、クリーニング屋さんを営んでいるならば、それは<職業>にあたります。(クリーニング師)

「私も家族の一員だけど、疲れているし、できればやりたくないけど、仕方ないからやる」
やりたくないけど、やむを得ずにしているならば<労働>になります。主体的にではなくやっているのに、特にお金が払われないので<家事労働>にあたります。

「私も家族の一員で、きれいになるのは好きだから、自分からすすんでやる」
家庭生活に必要な事と考え、主体的に家事を担っているならば<仕事>にあたります。

社会が変われば、職業も変わる!


職業は、社会に求められて成立するという側面がありますので、昔はあったけれども今はない、反対に、昔はなかったけれども今はあるものになります。あなたが今「好きなことや夢」がわからなくても、気になる職業について「やっていく」ために必要な技術・知識・ノウハウが何で、それをどのように身につけていけばいいかを調べてみるのもいいでしょう。ある職業から、その周りにある職業についても調べ、職業のつながりを知るのも大事なことです。

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