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コミュニティビジネス・ソーシャルビジネス体験塾 in かわさき(6/8、15、22 全3回)

レポート : 連続講座 連続講座 
内容 全3回。前半2回はソーシャルビジネス・コミュニティビジネス事業を営んでいる現場を訪問し、見学及び経営者のお話が聞ける体験ツアー(4事業所を訪問)を実施。最終日は、そこで得た経験と気付きをもとにビジネスアイデアの発表や、主催からの施策紹介、参加者同士の交流・情報交換会を行いました。
レポート 第1回「体験ツアー(1)」
日時:6月8日(水) 14:00~16:00

訪問先① :メサ・グランデ
講 師:NPO 法人 ぐらす・かわさき 理事・事務局長 田代美香さん

NPO法人ぐらす・かわさきは民設民営の市民活動中間支援組織として2001年に設立し、15年活動を続けています。活動の事例のなかで紹介された体験ツアー会場のJR南武線の武蔵新城駅からほど近くのメサグランデは2012年にオープンし、今年で5年目を迎えました。
メサグランデは、食を通じた人との出会いの場として、またコミュニティ・カフェ起業家を支援するインキュベーション施設として営業しており、理事・事務局長の田代さんからは設立・運営に関する費用や利用した助成金、実際に運営してから地域性やニーズを感じ取り定番メニューにたどり着くまで3年かかったこと、今後の事業展開等の話を伺いました。
カフェ内のキッチンを利用した「ワンデイシェフ」という、オーダーや接客・会計等の段取りを経験し、スペインバルやお蕎麦屋さんへの開業へと結びついた起業家事例も紹介され、飲食での開業を目指す参加者から営業許可や採算性に関する質疑も積極的に行われました。

ホームページ:http://www.grassk.org/(ぐらす・かわさき)
       http://mesa-grande.blogspot.jp/(メサ・グランデ)

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訪問先②:PASAR SHINJO内cafe 新城テラス
講  師:(株)南荘石井事務所オーナー 石井秀和さん

地主系の大家である石井さんは、管理するマンションの敷地内にカフェと貸しスペースをつくり、お客というより関わった人が主役になれる場所にと、そこでワークショップやマルシェ等のイベントを展開しています。既にイベントは石井さんではなく、そこに関わった人たちで主催している状況で、見学に行った日も隣で楽しそうにイベント打ち合わせをする方たちの姿が。また、敷地内の手作りのタイルや、その他パン教室として展開している一室への導線をみても「コミュニティー」を十分に感じ取れる優しさであふれていました。石井さんからは「貸しスペースをビジネスとするのは難しいがカフェの経営も含めマンションの共用部で人が集まることがマンションの付加価値を上げることになる、またカフェメニューや価格設定のこだわりも次の展開を視野にいれてのブランド・武器になる」といった話を伺い、その他、事業を継続、展開する上での本音の部分も聞くことが出来ました。

ホームページ:http://seses-ishii.jp/


第2回:「体験ツアー(2)」
日時:6月15日(水) 13:00~15:00

訪問先①:澁谷農園「母家」
講  師:澁谷農園「母家」オーナー 澁谷直子さん

梶が谷駅から10分ほど歩いてたどり着いた澁谷農園「母家」は「母家の再生」と「農園体験」をキーワードに運営しています。
ヨガや料理教室、勉強会など、貸しスペースにしている台所や土間等は口コミ等で人気となり、予約がいっぱいです。さらに農業体験もでき、変わった形をした野菜を育てたり、イタリア料理店への野菜の提供をすることで他の農園との差別化を図ってるそうです。農家へ嫁いだことで、ただ野菜を作る場所としてではなく「みんなが成長できる場所」として「もっとこうしたら楽しい」という客観的な視点を持っていたことが現在の事業に繋がっていて、まわりを巻き込む仕組みづくりが楽しいと澁谷さんは話します。
澁谷さん自身は、お子さんが産まれてまわりの人たちとの横のつながりができてから「人が集まる場所」について考え始めたそうです。その他、畑で採れたトマトやキュウリを使ったお漬物などもごちそうになりながら、土地があったことで実現したけれど現在の母家も本当は新築で家を建てる方がコストはかからなかったことや、内装費や業者についての具体的なお話をしていただきました。

ホームページ:http://omoya-farm.blogspot.jp/

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訪問先②:シラハト商店(白鳩珈琲焙煎所)
講  師:シラハト商店オーナー 関口桂司さん

前職はアパレル系で飲食関係の仕事経験はゼロだったという関口さん。マンションの1Fに入居者サービスとしてできるコミュニティカフェ、シラハト商店は今年の6月29日にオープンです。パートナーと一緒に経営し、お店の売りであるこだわりのコーヒーと広報(HP、Instagram、Facebook)は関口さんが、飲食は経験のあるパートナーが主に担うという役割分担でオープンに向けて準備を進めていました。家具や食器、内装等は夫婦揃って好きということもあり自分たちで手配をしたそうです。サラリーマンを辞めてカフェの経営をするにあたっては「妻が背中を押してくれた」と関口さん。「管理をするためには街を知ることが必要だと思い、不動産屋に相談するとキーマンとなる人物に会わせてくれたり、その他、周囲に自身を引っ張りあげてくれる人がいた」という出会いに感謝しながら丁寧に言葉を重ねる姿が印象的でした。
いただいたコーヒーは思わずうなるほどの美味しさ。本当におすすめです。

ホームページ:http://shirahatoshoten.com/


第3回「成果共有会」
日時:6月22日(水) 16:00~18:00
ファシリテーター:専修大学 遠山浩教授

最終日の3日目は、初日の第1会場となったメサ・グランデにて開催。ファシリテーターに専修大学の遠山教授を迎え、事前に配布した、事業名やプラス要因、マイナス要因、体験ツアーで得た気付きやキャッシュポイントなどを記入する「スタートアップシート」に事業内容や効果までを書き込んでそれぞれ参加者にプレゼンテーションをしてもらいました。その後は、主催者からの施策紹介と交流会を実施。連続講座ということもあり、お互いの展開したい事業について想いを理解しながら意見交換をし、実施後の参加者アンケートからは「非常に役に立った」と満足度の高さがうかがえました。

主催 特定非営利活動法人 ぐらす・かわさき、川崎市男女共同参画センター、
専修大学、日本政策金融公庫 国民生活事業
チラシ こちらからダウンロード

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