川崎市男女共同参画センターでは、川崎市DV防止・被害者支援基本計画に基づき、年間を通じてDV予防のための取り組みを行っています。特に、11月は、川崎市DV 防止啓発強化月間。11月12日から25日は「女性に対する暴力をなくす運動」期間に併せて情報発信をしています。
「パープルリボンプロジェクト」とは、ドメスティック・バイオレンス(DV)をはじめとする、個人間の暴力や虐待に市民の関心を呼び起こすとともに、暴力の下に身を置いている人々に「ひとりではないこと」「助けを求めてもよいこと」を伝えたいとの願いから、40 か国以上に広がっている、国際的なネットワークに発展した草の根運動です。
川崎市男女共同参画センター(愛称:すくらむ21)では、この趣旨に賛同し、2009 年にパープルリボンプロジェクトを年間プロジェクトとして立ち上げました。
川崎市では、女性の約3 人に1 人、男性の約4 人に1 人が暴力を受けた経験があること、DV の被害は特定の年代だけで起こっているわけではなく、多くの人がDV 被害をひとりで抱えこんでいることがわかっています。一方で、DV 相談窓口を知っているのは、女性で4 割弱、男性で3 割弱であり、家族や恋人など親密な関係にある相手からの暴力について、だれかに相談してもよいことや、相談窓口があることの周知・広報をより一層強力に進めていく必要があることがわかります。川崎市でも年齢にかかわらず、D V 被害に遭っている方はいます。DVは外部から発見が困難な場において行われることが多いことから潜在化しやすく、周囲も気付かないうちに 暴力がエスカレートし、被害が深刻化しやすい特徴があります。
今年の取り組みについて
【リーフレット】あなたは大切な存在。あなたにしっておいてほしいこと
こちらからご覧ください。印刷物をグループ・団体などで配布したい方は川崎市男女共同参画センターまでご連絡ください。
【展示】川崎市男女共同参画センターでの展示
【期間】11月12日~11月30日
【場所】川崎市男女共同参画センター館内(1階を中心に)
ぜひご来館時にご覧ください。地元のハンガーアーティストに作っていただいた「パル」もいます。
川崎市男女共同参画センターでは関連する図書の貸し出しも実施しています。
《参考》今年度の内閣府の「女性に対する暴力をなくす運動」は「性暴力を、なくそう」をテーマに取り上げています。内閣府のサイトに詳しくありますが、令和2~4年度までの3年間を性犯罪・性暴力対策の強化期間になっています。(参照:性犯罪・性暴力対策の強化の方針)