川崎市男女共同参画センター(すくらむ21)

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2012
22Aug

“楽しく防災”で明るい未来を!
― 古尾谷 敏江(こびや・としえ)さん(川崎アゼリア株式会社)

  • NPO・ボランティア防災

古尾谷 敏江(こびや・としえ)さん(川崎アゼリア株式会社)

消防署員として活躍していた古尾谷さんは、全国の女性消防署員で組織されるJFFW(Japan Fire Fighting Women’s Club)の創設に関わる。2011年3月31日までは消防の仕事の一環で東日本大震災の復興支援に携わり、退職した4月以降はボランティアとして気仙沼へ足を運ぶ。避難所や仮設住宅入居者への悩み相談や傾聴ボランティアの活動などを通し、顔の見える関係を築き、ニーズに応えるため支援を進める。また震災で笑顔を失った子どもに対し、“子どもをたっぷり遊ばせる支援活動”を企画するなど、支援活動は多岐にわたる。現在は川崎アゼリア株式会社の渉外担当として“減災にむけての活動”をはじめとする様々な活動を行っている。

日頃から防災の意識を

最低でも3日分の食料や飲み水を用意しておいたほうが良いと言われています。あらためて“防災”として備えるのではなく、普段の生活のなかで防災に関する意識を少しずつ高めることが大切です。例えばどちらの家でも台所には、それなりの食料が確保されていると思います。新たに購入し備えるより、有事の際、それらですぐ対応できるか普段の心構えが求められるのです。

――災害は突然起こるもの。特別な備えはしなくても日頃から意識して備えていれば、外出先だったとしても咄嗟(とっさ)に対応できるだろう。また、物質的に備えるだけではなく、どのように身の安全を確保するか、何が必要になるかなど心構えとしての備えも考える必要があると古尾谷さんは話す。

“楽しむこと”の大切さ

『防災』という言葉が堅苦しい。でも楽しいことがあれば、集まるでしょう!! 例えば町内会の運動会、搬送競争(棒と毛布で担架を作って人を乗せて順位を競う)やバケツリレー(ビニールプールにバケツの水を貯める)等楽しみながら自然に身につく防災教育。楽しく出来る防災教育を行うことが今後の課題です。

――座学で防災を学んでも知識は身につくが人が集まらずあまり面白くない。楽しみながら体験し、学ぶことによって実践的な防災が身につきます。

災害時に求められるリーダー像

リーダーには決断力と社交性が求められます。多数の被災者が避難している場を統率するには、強い決断力が必要になります。又、外部により詳しく多くの窮状を発信することによって必要とする救援物資が迅速に届いたりする現状を目の当たりにするとリーダーには、発信する力、社交性も必要になります。

――“女性特有の悩み”は男性の管理者には伝えにくいため、決断力と社交性を持った女性が運営のひと役を担うことが重要とのこと。先の大震災時において、被災した女性は古尾谷さんをはじめとするボランティア等女性を介して必要品の要望を伝えている現状。この、“女性特有の悩み”の一例として、下着や生理用品の受け取りは、相手が男性だと気恥かしさがありなかなか受け取りにくい。さらに下着の洗濯や干場には相当気を使った、女性のリーダーだとこんなことも気付いてもらえるのでは…、という切実な声がありました。
古尾谷さんが行った女性のニーズに応える活動で、大きな成果を得たものの一つに更衣室の設置があります。段ボールで作られた狭いものでしたが、避難所の女性には大変重宝されました。このような事例から、女性のリーダーが増えることで、災害時に女性を含めた様々な人のニーズに応じたより円滑な運営が可能になるでしょう。

取材を終えて…

消防署員としての視点、女性としての視点の2つを併せ持つ古尾谷さんならではの防災に対する考え方を聞くことができた。また、老若男女にとらわれず“楽しい防災”を目指す姿勢には並々ならぬ意欲を感じた。ユニークなアイデアで“楽しい防災”を実践する古尾谷さんの今後の防災活動に注目したい。

取材日:2012年8月22日
取材者:すくらむ21インターンシップ生(久保田、斉藤、永野、藤原、三澤)

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