川崎市男女共同参画センター(すくらむ21)

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2013
27Nov

目的意識が自身を変える
― 長浜洋二さん(㈱富士通、NPOマーケティング研究所)

  • NPO・ボランティア起業

目的意識が自身を変える

富士通株式会社、NPOマーケティング研究所
長浜洋二さん


長浜さんは、富士通株式会社でパソコンやスマートフォンなどのマーケティング業務を担当している。会員向けポータルサイトの企画運営やパソコンのデスクトップやブックマークへの広告掲載など、富士通の個人向け端末に付加価値をつけ、新しい収益モデルを企画実行する仕事だ。
そのほかにも「NPOマーケティング研究所」の代表を務め、NPOを対象にマーケティング研修「草莽塾」を開催したり、自身のブログ「飛耳長目」で情報提供をしたりしている。

一歩踏み出す勇気

現在、富士通に勤務するかたわら、日本のNPO団体の組織力強化をサポートする活動をマーケティングの視点で行っている。今でこそ、長浜さんは二足のわらじをはきながら、楽しそうに仕事をしているが、その昔は、大学にしても、就職先にしても、これといった目的意識を持たず流れに身を任せ、漠然と決めていたそうだ。大学卒業後、NTTに入社したが、就職して2年くらい経った頃から、このままでいいのだろうかと行き詰まり始めた。「ここは自分の居場所ではない、自分で自分の人生を再設計しなければと思ったんです」。こう決意した長浜さんは、3年目の3月31日に会社を辞めた。そしてもう一度本当にしたいことは何なのか、“自分なりの何か”を探そうとアメリカへ留学した。
長浜さんは、元々は公務員志望だった。また、外国で何かをしたいとも思っていたことから、アメリカのピッツバーグ大学院に留学し、国際公務員を目指した。しかし、現地で出会ったNPOの存在に驚くことになる。長浜さんは、NPOでインターンをしていたのだが、そこで日本のNPOとアメリカのNPOの大きな違いを知った。アメリカのNPOセクターは社会課題解決のために活動し、社会的にも認知された市民セクターと位置づけられていたのである。「日本にも、これからの時代に必要なものとなるだろう」と長浜さんは考え、NPOというフィールドで何かをしようと思い始めた。大学院を卒業し、3年間米国で働いた後、日本に帰国して企業のマーケティングの仕事に就いた。アメリカで働く選択肢もあったが、日本で働こうと考えたのは、留学前の営業経験やアメリカでの学びから、マーケティングという手法が日本のNPOにとって不可欠なものと確信し、そのための専門性やスキルを身に付けるには日本の企業が最適だと考えたからである。
現在、長浜さんは、企業で働きながらNPOの支援活動をしている。それは本業にとっても、NPO活動にとっても役立つものと考えている。企業ではマーケティングやマネジメントなど、新しい技術や情報を得られ、かつ、学んだノウハウを実践できる。そしてその経験をNPOに展開していくという流れだ。また、企業とNPOを同時にこなすことがチャレンジングであり、刺激にもなっているそうだ。
 

自ら考え、行動する癖をつける

長浜さんが常日頃から意識していることがある。それは、「自ら考え、行動する癖をつける」ということだ。当たり前のことではあるが、これは、明確な目的意識を持たずに生活してきた過去から得た教訓である。この意識があるからこそ、本業の部下の育成においても、自分でやったほうが早いと思うことはありながらも、解決の方向性やヒントを示すにとどめ、部下が自ら考え、行動に移していくような職場づくりを目指している。。このことはNPOに対する活動においても同様で、NPOに対してきっかけを与える程度のアドバイスにとどめ、ゴールは団体自身に考えてもらうことを心がけている。「一見すると突き放すようにみえますが、そのことで自分で必死に考えるようになり、結果としていろいろなアイデアも出てくるようになるんですよ」と嬉しそうに長浜さんは語る。
「自ら考えて行動することがサイクルとして体に染みついていかないと、組織は回っていかないし、成長もない。そのために明確な目標を常に持つことが大事。この2つはセットですね。」。考える癖をつけていくと、しようとしていることの精度も上がり、結果にもつながってくる。「目的を持ち、常に考えながら行動すること」は個人にとってだけでなく、企業やNPOを成長に導く、そう長浜さんは考えている。

編集後記

「答えがないから苦しいけれど、だからこそ一歩前に進む。そうするとまた何かにぶつかるから。ぶつかると痛いですが、次にどっちに行けばいいかは分かりますよ」と長浜さんは語る。外に踏み出すことで、いろいろな人に出会い、新しい価値観を知ることができるのだ。自分なりの何かを探して、伝えていく。そのためにも好きなことをさがす。それが自主性へとつながっていく。


(インタビュー:植木愛、植田凜、西良太、根來潤之介、樋口翔平、宮田充治)

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