川崎市男女共同参画センター(すくらむ21)

川崎市男女共同参画センター
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2013
27Nov

寄り道が、大きな道になる
― 奥本智寿美さん(特定非営利活動法人NPO Press Center)

  • NPO・ボランティア起業

奥本智寿美さん(特定非営利活動法人NPO Press Center)


奥本さんは、特定非営利活動法人NPO Press Center(NPC)の代表理事をしている。その他に、Code for Japan準備室、Open Knowledge Foundation Japan事務局にも所属している。
NPCでは、NPOの社会的認知度を高めるために、企画運営、広報、会計その他、企業のCSR活動とのコラボレーションを支援している。

「何でも屋としていろいろ出来そう」~NPC設立のきっかけ

大学を卒業後、はじめは音楽の道をめざしたが、仕事のためであっても嫌いな歌を歌えなかった経験から、音楽活動は一回休もうと思い、音楽の世界から身を引いた。その後、広告代理店系の人材コーディネーターなど、さまざまな職業を経験し、「お節介だから向いてるよ」と友人に勧められ、コールセンターのマネージャーをはじめた。そこで人と寄り添って仕事ができること、自分の働きが数字として自分に返ってきたことに喜びを覚えた。200人の部下をもち、大勢の人の前で指揮を執ることにもやりがいを感じた。
のちにフリーランスでプロデューサー業を始め、日本中をとびまわる中で、ソーシャルビジネスの人たちのある面に気付いた。それは、活動を人に伝えることや、資金を調達することよりも、事業を実施することへの思いが強いという点である。その後、東京都の職業訓練校でNPOの実態を学び、やはり苦手なのは企画、広報と資金関係だということを知った。奥本さんの中で「自分だったら(今まで経験してきたことによって)彼らの手伝いができる、何でも屋としていろいろ出来そう」という思いが芽生えた。当時おなじくフリーランスのプロデューサーとして働いていた仲間に声をかけて、みんなが同意してくれたのがNPC設立のきっかけとなった。それまでには多くの道を歩んできたが、それまで各種相談業務、プランナーなどさまざまな経験をし、勉強を重ねてきた奥本さんだからこそできる仕事である。

 また三姉妹の長女だった奥本さんは、自他共に認めるお節介屋である。問題が見えてしまうとやらないと気が済まず、企業に勤めていた頃から「ここまでだよね」と割り切って仕事ができなかった。しかし、その「どこまで寄り添っていけるか」という部分がNPOの世界では大事である。現地に行き、実際に人に会って話し、他の人とつなげていくという、人に寄り添う仕事が、奥本さんにはとても向いていた。
さらにNPOの世界では、顔の見える人たちの関係の中で仕事ができるため、自分のやったことの成果や感謝が、ちゃんと自分に返ってくる。企業で仕事の成果を盗られた経験のある奥本さんにとって、そこは魅力的にうつった。人と寄り添うNPOの仕事は、人との縁を大切にする奥本さんにとって向いている仕事であった。

なんでもやって、世界を広げる~若者に向けて

学生のうちにやっておくべきことは「旅、それも貧乏な旅」。大人になってしまうと時間がなく、寄り道することができなくなってしまう。決めた場所に行くことが目的ではなく、それまでに新たな出会い、経験をすることが人生の目的につながる。たとえば青春18きっぷでするような貧乏な旅行であれば、気になるものが見えたらすぐに降りることができる。さらに立ち寄った先で人の出会いもある。「旅に行っておいで」というアドバイスには、今までにさまざまな職を経験してきた奥本さんらしさが出ている。
座右の銘は「野生のカン」と語る奥本さんは、傍から見るとふらふらと自由にしたいことをしている人に見られるという。しかし、したいことをするための努力は惜しまず、学校に通い、国家資格も取得し、多くの勉強を重ねている。奥本さんは畏まった場にもTシャツ、ジーパン姿で行く。その見た目のラフさと、カンで選びとったしたいことのために、何事でも学びつづけるその知的さを、奥本さんは兼ね備えている。

編集後記

 親しみやすい格好、しゃべり方の奥本さんだが、取り組む問題、業界は非常に大きなもので、それに立ち向かう奥本さんのエネルギーに驚いた。ふだんは知ることのできない世界を赤裸々に語ってくれた奥本さんから多くのことを受け取った。

(インタビュー:伊藤絢香、鈴木春香、西良太、三浦由子、山田永)

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