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2015
27Oct

女性もトラックドライバーになれる
― 武山千春さん(秀和運輸株式会社 トラックドライバー)

  • 運輸

武山千春さん(秀和運輸株式会社 トラックドライバー)

秀和運輸株式会社は、川崎の工業地帯にある運輸会社だ。武山千春さんは社内に2人いる女性トラックドライバーの1人である。
国土交通省はトラック業界の人手不足解消のため、女性がトラックドライバーという職業の選択肢を選びやすい環境・制度を整え、業界のイメージを改善することを課題とし、トラガール推進プロジェクトと名付けて活動をしている。女性トラックドライバーとはどんな職業なのか武山さんにお話を伺った。

女性はトラックドライバーに向いている

武山さんの働く秀和運輸株式会社では、10人ほどの女性が働いている。男性社員の140人という数と比べると、多いとはいえない人数である。
世の中には、女性の方が運転が下手という偏見を持つ人もいるが、トラックドライバーの世界ではまったくそんなことはないそうだ。女性ドライバーは運転が丁寧で無事故率が高い傾向があり、女性も評価されている。武山さんは「女性は男性に比べ体力的な問題で仕事量に多少の差が出るとしても、無事故のドライバーが増えるなら女性の雇用は会社にとってもプラスになるのでは」と仰っていた。

トラックドライバーの仕事

武山さんは、男性ばかりのトラックドライバーの世界に飛び込むことにまったく躊躇はなかったと言う。とは言ってもトラックドライバーの仕事には、女性ならではの苦労もあるそう。「トイレの問題ですね」と話す。運転によって長時間拘束され、大型トラックでは止める場所が少ないため、お手洗いに行くことが難しい。それ以外に性別の違いによる難しさを感じたことはないと言う。
もちろんトラックドライバーとしての難しさは、日々刻々と変わる交通状況に合わせてオンタイムで届けることや、運転技術の面など他にもある。昔の大型トラックは、後ろがほとんど見えないため、運転席から降りて後方を確認し、バックを感覚で行う必要があった。最初の頃はバックの感覚がつかめず、ドライバーをやっていけるか心配になったこともあった。しかし失敗にめげないことをモットーにしており、前向きに仕事を続けていけたと言う。現在乗るトラックは、後ろを見ることのできるモニターがついていて以前よりも運転が楽になっている。

もっとトラガールが増えてほしい!

秀和運輸では、大型の免許取得の費用援助という、スキルアップを助けてくれる制度や産休制度がある。採用の際には、トラックドライバーと一緒にトラックに一日同乗し、どんな仕事なのか知る機会も設けられ、女性の活躍を応援している。「トラックドライバーの仕事はハードルが高いかもしれないけれど、体験してみることで、できるかもと思える。ぜひチャレンジしてほしい」と話す。
武山さんの乗る大型トラックを見せてもらった。運転席に乗ると、計器や操作するボタンなどがボード上にスタイリッシュに配置されており、かっこいいデザインだった。かつ、視界の高さに驚いた。「高速道路を走るときは、乗用車と違って背が高いから景色が見渡せることが醍醐味」という。トラックの積み荷を載せる部分も、開閉をサポートしてくれる補助具がついており、力を使わずに開け閉めできるようになっていた。今乗っているトラックはオートマで、面倒なクラッチ操作が無いことも女性にとって運転しやすいポイントだ。
トラックは大型になればなるほど、積み荷に触れることがなく運転だけになる。力仕事だからとトラックドライバーを敬遠しているかもしれないが、想像よりも力仕事は少なく、イメージとは異なる職業である。「女性でも興味があればトラックドライバーになってほしい」と武山さんは仰っていた。

ほこりをもって仕事をする

トラックドライバーは、物流を担う重要な存在だ。「3.11の時、流通がストップし、あらためて物流の重要性を確認したはず。トラックドライバーは、物流を担う存在としてやりがいや誇りを感じる職業」と武山さんは言う。
武山さんは、ずっとトラックドライバーという仕事を続けていきたいと仰っていた。今の目標は、無事故を25年間継続したドライバーに与えられるゴールドのSDカードを取得することだ。武山さんは目標に向かって、今日も安全運転で配達を続けている。

編集後記

流通は、着実に安全に配達することが、運送会社とクライアントの両者にとって非常に重要なことです。トラックドライバーという仕事は個々の特性を活かして働いていける仕事であり、トラック運送業界にとって女性トラックドライバーを積極的に採用していくことは、非常にメリットにつながるはずです。女性が働きやすい環境を整えていくことはトラック業界の課題だと思います。

<取材日:2015年8月27日 取材担当:丸衣李 古瀬由佳 永井美穂>

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