川崎市男女共同参画センター(すくらむ21)

川崎市男女共同参画センター
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  • 市民活動というシゴト 農業は人を変える
2019
23Oct

市民活動というシゴト 農業は人を変える
― 清水まゆみさん(かわさき・食と農のコミュニティ 代表)

  • NPO・ボランティア環境・農業、国際・まちづくり

都市農業のあるまちづくりを目指す「かわさき・食と農のコミュニティ」の代表者である清水まゆみさんに、川崎の都市農業の現状と課題、また市民活動に関わることとなったきっかけなどをお聞きしました。

農業が「自分ごと」になったきっかけ 農業は人を変える

私は出身が長野県上諏訪なので、田畑に囲まれた緑豊かな場所で育ったのですが、このときは農業に興味はなく、大きな目標も持たずに、大学進学で関東にきました。川崎に住んで30数年になります。大手流通企業に就職し、当時はそれほど認知度が高くなかったマーケティング部に配属され、そこで専門業者とともに市場調査を行いました。この会社は長男出産を機に退職し、10年ほど子育てに専念しました。夫がサラリーマンを辞めて自営業になったのをきっかけに前職時代に関係のあった市場調査会社に再就職し、そのあと2、3社転々としました。

転機となったのは、農林水産省の教育ファーム推進事業の効果測定担当として採用され、教育ファーム(農業体験)をすすめる全国各地約100の団体と出会ったことです。ここで、非常に先進的かつ思いの熱い農家さん、学校や幼稚園の先生たちに大きな影響を受けました。農家の方の中には自分の土地に入られることを嫌う方もいらっしゃいますが、子どもたちとの稲作りや野菜作りなど、農業体験のふれあいの中で「60歳過ぎてこんないいことがあるとは思ってなかった。」とおっしゃる方がいたり、はじめはやる気のないように見えた若い先生が、農業体験が終わるころには農業に対して熱く語りだすなど、農業は人を変える力を持つことに気づき、このことが農業が「自分ごと」になるきっかけとなりました。

子育てがひと段落した頃、私は「もう20数年住んでいるのに、私、かわさきのことを何も知らない!」と気づき、市政だよりで見つけた公開講座に参加しました。川崎市内の企業5社のCSRを学ぶなかで、講座で出会った方に宮前区での地場野菜を使った料理教室の案内チラシをいただいたのが、「かわさき食と農のコミュニティ」の活動につながるきっかけになりました。

川崎の都市農業の現状

住宅地の中にある畑で野菜・果物を作っているのが川崎の農業です。

川崎は畑が北部にしかないので、なかなか市内全域に川崎の野菜はいきわたっていません。また、基本畑の近くにしか出回らず、所有する畑も少ないので量もとれないこともあり、流通が整備されていない問題もあります。川崎の農家さんは、都市化の流れの中で不動産収入を得ながらの兼業農家が多く、その中で農家さんは「先祖代々ここで農業をやっていた。私はその土地を預かっている。なんとかつないでいきたい。」とおっしゃる方もいました。

兼業農家のあり方に対していろいろな見方があるようですが、少しの畑であっても毎日直売所を出している方もあれば、若い世代の農家さんの中には、レストランやスーパーなどに直接売り込みに行ったりする方もいます。そのようにいろんなタイプの農家さんが増えてきたことは喜ばしいことです。野菜は作るけれども売る経験がない農家さんもいらっしゃいます。「畑」を通じて農家と市民、加えて飲食店さんなどをつなぐことが私たちの団体の活動目的です。

「かわさき・食と農のコミュニティ」と「かわさきC級グルメコンテスト」


「かわさき・食と農のコミュニティ」の活動目的は 市内に残る住宅地に囲まれた畑に目を向け「都市農業のあるまちづくり」を目指すことです。事業としては緑の環境を守り、農家の方と交流する機会を設け、地産地消を促すことを目的とした「かわさきC級グルメコンテスト」や料理教室などのイベントを開催しています。「かわさきC級グルメコンテスト」は年に一回開催しており、誰でも応募可能です。条件は必ず最低1品は川崎市の野菜・くだものを使っていただくということ。宮前区中心に8年開催しています。2018年2月のグランプリは小学校5年生の料理男子でした。元気なかわさきの森(ご飯の上ににんじんを巻いた豚肉を揚げたカツがのっていて、真ん中にかわさきで取れたトマトのなかにサラダがはいっている)という作品でした。

これからの活動について

幼稚園や保育園から、子どもたちに芋ほりなどの農業体験をさせてあげたいという要望があり、受け入れてくださる農家さんを探し、つなげていきたいと思っています。

やわらかいふわふわの土に触れること、野菜はすぐにはできないこと、そして野菜はあたたかいこと。農業体験から、子どもたちにはこのようなことを伝えていきたいです。

また、市民活動を続けていく中で、思いを話しているだけでは伝わらないことに気づき、より多くの市民に伝わるよう形にしたいと強く思うようになりました。

今は、60年間多摩区で「のらぼう菜」を作っていらっしゃる髙橋さんに魅せられて、かわさきに春を告げる野菜といわれている「のらぼう菜」の本を作成しています。来春の「のらぼう菜」の時期までには出版したいと思っています。その節にはぜひご覧になってください。

市民活動に興味がある方へのメッセージ

市民活動は「お金も時間も使うボランティア」だという見方もあります。本当にやりたいことを仕事にし、食べていける方が少ない今の時代だからこそ、やりがいがあって幸せを感じるシゴトを持つと人生がとても豊かになると思います。人生やったもん勝ち!です。この記事を読んでくださった皆さまに、市民活動という選択肢があるということだけでも知っていただけるととても嬉しいです。

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