川崎市男女共同参画センター(すくらむ21)

川崎市男女共同参画センター
〒213-0001 川崎市高津区溝口 2-20-1
TEL : 044-813-0808

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  • 女性の視点を農業に!!
2011
25Aug

女性の視点を農業に!!
― 久保田さん、石田さん、田中さん、都倉さん(JAセレサ川崎)

  • 女性管理職環境・農業、国際・まちづくり

JAセレサ川崎

JAセレサ川崎
専務理事 久保田泰平様
人事部 部長 石田浩司様
指導相談部 生活福祉課 課長 田中敬子様
総務部 秘書課 課長 都倉準一様

JAセレサ川崎の事業は、農業に関する事業から信用事業や共済事業に至るまで多岐にわたっています。今回私たちは女性農業者 (JA女性部)の活動実態と彼女たちへの支援を中心にお話を伺ってきました。

川崎には、女性農業者はどのくらいいるのですか?

川崎の農業は都市化により市街化が進み、本格的に農業に取り組まれているのは、現在約1300戸ほどなのですが、従事されている方の中でもおよそ約6割の方が女性と思われます。もし女性農業者がいなくなってしまったら、川崎の農業は成り立たなくなってしまうと危惧しているので、私どもは女性農業者を大事にしていこうと考えています。
JA事業の運営に対して、女性の意見を取り入れるために、平成16年から女性にも参与として経営に参画していただいており、平成19年に3名の女性の理事が誕生し、現在に至っています。

女性が理事になってから何か変わったことがありますか?

女性の視点からの意見が多く採用されるようになりました。例えば、とどろきアリーナに避難している東日本大震災の被災者に対して私どもも何か支援できないかという話になったとき、男性からは毛布を贈ろうという案などが出たのですが、女性の理事の発案で炊き出しをすることになりました。被災者の方の「新鮮な野菜が食べたい」という声に注目した細やかな視点だと感じました。
また、女性の理事の発案で、JA窓口の利用者が誰に質問したらいいのかわからないということへの配慮から女性の管理職の制服を一般職とは別に作ることになりました。

JAセレサ川崎の女性部の役割について教えてください

現在、農家組合員の女性と一般の農協の准組合員が、2600人ぐらい所属しており、現在の主な役割は組合員の健康管理維持活動と高齢者福祉活動です。女性部など組合員に対して、年に一度健診とその結果報告会を実施しています。また、JAが進めています食育活動の一環として女性部では、子どもや男性を対象にした料理教室を通じて、食の大切さを知ってもらう活動や、JA主催の各種イベントにおいて、すいとんや豚汁、赤飯等を提供する活動をしています。

川崎市には女性農業者が多いとのことですが、彼女たちへの支援はありますか?

特別女性に対してだけ行っていることはありませんが、農業を新たに始める方に対して農業塾を開くなどして、技術支援活動をしています。また、安心して農業を継続していただけるように技術に関してアドバイスをしたり、経営をサポートしたりする活動をしています。

今一部の若い女性の間で農業がブームなのですが、若い女性農業者に対しての支援はあるのですか?

川崎市が若い女性農業者のためにつくった「あかね会」と、女性部の若い人たちで協力して若い女性を支援する活動に取り組んでいます。私たちの女性部の中にも、はじめは「若妻会」をつくったのですが、なかなか定着しないことがこれからの課題です。次世代対策として親睦を深めるためにみんなでディズニーランドに行ったり、食事会をしたり、料理教室を開催したりしています。

これからやっていきたいことを教えてください

農産物を生産してもなかなか利益につながらないという状況を打開するため、私たちは平成20年に大型農産物直売所『セレサモス』を作りました。そこでは生産者の顔が消費者に見え、農家が自由に値段をつけられる、地産地消が実現できる場です。野菜を販売するにあたっては女性の視点が活かされています。
ミニトマトをそのまま販売するのではなく、カラフルな5種類のミニトマトをパックにつめ、『トマトの宝石箱』と名づけて、女性農業者が販売してみたところ、新聞にも取り上げられるほどの評判になりました。このような女性の視点を取り入れつつ、農業従事者を守りながら地域に貢献していく、農業の大切さを訴えていくといった私たちの目的のために努力していきたいと思います。

この仕事のやりがいを教えてください

女性部では、取れすぎた野菜を使い、漬物などの加工品を作って、大型農産物直売所『セレサモス』で販売しています。そこでどのような商品を作って売ったらいいかをお互いに意見を出し合ったり、加工品セミナーを開催し、技術の向上を目指したりすることで日々よりよい商品の開発に取り組んでいます。
やりがいは、このように余った野菜を加工品にして、付加価値を生み出すことで川崎の農業に、そして地域に貢献できていることです。また都市化により、農業をやりたくてもやれない人が多い中で、私たちが川崎の農業を担っているという使命感もあります。

取材者:中川知昭、佐藤紗妃
取材日:2011年8月24日

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