女性の視点を活かした防災への取り組み

男女共同参画の視点からの防災への取組み

災害リスクを削減し持続可能な地域づくりにつなげる

川崎市男女共同参画センターでは、3.11東日本大震災以降、避難所支援及び「女性とこどものための避難者ほっとサロン」事業を実施して参りました。
女性の置かれている現状を知り、都市部であり、東西に細長い川崎市の地域特性を踏まえながら、各区で異なるニーズを踏まえ、ライフスタイルにあった身近な防災・減災の取り組みを市民とともに進めています。

2012年度に女性市民を中心とした防災冊子製作準備プロジェクトを立ち上げ、その後、地域課題の把握や講座の企画を自ら学び、課題解決に向けて取り組もうという意思を持った市民と手探りで取り組みの輪を広げてきました。現在は、女性の視点でつくるかわさき防災プロジェクト(通称:JKB)メンバーをはじめ、地域の女性防災士や自主防災組織の男女のリーダーの方々の協力・連携によって活動内容の充実に努めています。

災害時における避難所での労働・心身の負担の軽減やその後の生活の再建や就業課題、またそれぞれの過程での人権が尊重される状態を確保していくために必要な取り組みについて検討しています。男女共同参画の視点を持った男女双方のリーダーが増えていくために、情報提供を含む防災訓練や避難所開設訓練への協力や出前講座等へ積極的に取り組んでいきます。

男女共同参画の視点での、防災関連制作物

男女共同参画の視点でつくる避難所運営ガイド 平成26年4月発行

女性の視点でつくる防災冊子(シニア版、女子版)平成25年3月発行

女性の視点でつくる防災プロジェクトの取り組みの一環として、災害時に声をあげにくいとされる一人暮らしの女性を対象とした防災冊子を作成しました。

「女性の視点でつくった防災手帖シニア版」「ひとり暮らしの女性のための防災BOOK」をwebと川崎市男女共同参画センターにて配布しています。
【制作:防災冊子製作会議】
かながわ避難者見守り隊 職員
川崎市 市民・こども局 東日本大震災避難者支援総合相談窓口 職員
川崎市男女共同参画センター
編集・協力:NPO法人MAMAPLUG
【オブザーバー】女性の視点でつくるかわさき防災プロジェクトメンバー
【発行:川崎市男女共同参画センター】
※本冊子は、編集時に女性防災士、川崎市総務局危機管理室の助言を受けています。

防災講座レポート

地域で取り組む防災事例

かわさきで活躍する人々のインタビュー 一覧

女性の視点でつくるかわさき防災プロジェクトとは

3.11東日本大震災から2年。避難者の声や支援者から学び、女性の視点で考える防災のまちづくりを具体的に進めていきたいと2012年9月に「女性の視点で考えるかわさき防災プロジェクト」が立ち上がりました。女性リーダーはいまだに全体数では少なく、町会長、自治会長などの多くは男性が担う傾向があり、女性の意見や要望を反映しづらい環境です。一方、防災訓練等への参加者は高齢化しており、訓練時においても性別で役割が予め固定化されていることもあります。しかし、災害はいつどんな状況で起こるかわかりません。これしかできない、この人しかできない、このやり方が通例だからという状態で、本当によいのでしょうか。地域を守るのは男女ともに。そんな課題意識から、自分はどうしたらいいのか、何ができるのかを主体的に考えていくのがこのプロジェクトの一つの役割です。
普段から生活者としての知恵を活かして、わかりやすく、生活に取り入れやすい防災・減災の取り組みを進めることをコンセプトに防災訓練への出展やイベントの企画・実施などを行っています。

このプロジェクトで大切にしていること

  • 1人ひとりが防災の主体であり続けること、自助力を高めていくために取り組むことを活動の基本にする。
  • 取り組みを通じて、女性のエンパワメントにつなげ、地域の女性の防災リーダーを1人でも多く増やしていきたい。

プロジェクトの活動紹介

公募で集まったプロジェクトメンバーは次のような活動を行っています。

  • 防災に関する調査活動
    防災に関する情報収集、基礎調査(ヒアリングや取材、必要に応じてアンケート調査)の実施します。
  • 防災講座の企画・実施
    テーマを決めて災害時の事情とその対策について、書籍等では扱われにくいものでも、暮らしの身近な課題の解決につながるような事柄について1から企画し講座を実施します。例えば、トイレのこと、衛生、防犯対策など、ライフステージや家族構成、居住形態等により、備え方も異なりますが、身近にあるものを活かしてどのように備えればいいのか、どのような情報が必要か、メンバーが検討し、講座仕立てでご紹介していきます。
  • 情報の発信・普及活動
    メンバーが主体的に防災に関する収集した情報やプロジェクトの様子などを発信していきます。紙面にて「女性の視点でつくる防災プロジェクト編集・発行」の防災ニュースレターを作成していきます。出前講座として地域(市内を中心に)の防災の取組や学習会などに出張して普及活動を行います。

フェイスブック始めました

JKBによる防災関連制作・発行物

冊子の二次利用の際は、二次利用に関する許可申請書を必ずご提出ください。

防災ニュースレター/防災・減災コラム

これで安心トイレ対策編


女性の視点でつくる防災 「これで安心トイレ対策編」(改訂版)

UDドライトイレについて


UDドライトイレは、簡易に尿と弁を分けられる仕組みとなっています。詳しくは下記サイトをご覧ください。
http://www.eqc.kyoto-u.ac.jp/ud-toilet/top.html

関連リンク

「集合住宅の防災マニュアル作りガイド」

平成26年1月に開催した「女性の視点でつくるかわさき防災プロジェクト(通称:JKB)と高津区が共催した講座「集合住宅で災害 その時あなたは?」の内容を編集し、高津区が作成しました。

集合住宅は、立地や規模、設備、居住者の構成などの事情は多様ですので、このマニュアルを参考にしていただき、それぞれの集合住宅にあった、独自の防災マニュアルを作る際のヒントやきっかけとしてお勧めです。

詳細は、高津区危機管理担当のページからご覧いただけます。